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北アフリカ、チュニジア共和国に住むいち自営業の困った日常生活、日本人からみたこの国で送る事件、貧困、社会問題、ひいてはイスラーム社会についても語りつつ、 日本での店舗情報、イベント、商品のご案内です。
by DARYASMINE
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椅子展 6月5日~6月9日
 とうとう、今をときめく椅子作家さん、小島優の、「椅子展」です。

「・・・・この幸福感が椅子のデザインや座り心地になり、皆様に感じていただければ幸いでございます」


 
 
椅子展 6月5日~6月9日_a0141134_03596.jpg


 
椅子展 6月5日~6月9日_a0141134_064711.jpg


小島優 
 略歴

1973年 兵庫県伊丹市生まれ (父は 小島雄四郎、螺鈿細工の大御所さま
1991年 渡英、椅子職人ビルハッドフィールド氏に師事
1995年 神戸ギャラリーミウラにて個展 (以降毎年開催)
1997年 うめだ阪急美術展にて個展(以後2年おきに開催)
2008年 松屋銀座にて個展
2009年 丹波笹山 まちなみアートフェスティバルに参加

工房 
〒669-3131
兵庫県丹波市山南町谷川1822
E-mail charist@mac.com


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・・・・イギリスには伝統的にいろいろな家具を作る木工職人とは別に、椅子を専門に作る椅子職人がいます。私は17歳のときにお世話になった師匠も椅子職人で最初に仕事を見せていただいたときに感じたことは、
私が今まで見てきた木工とは全く違う椅子職人の感覚があるということでした。上手く説明するのは難しいですが、日本の木工は平らな面を基準に90度や45度などの決まった角度をつかって展開していきます。それに対して椅子職人の木工は、作者の目が基準になり「見た感じがよければいい」という、この感覚で仕事が進んで行きます。これは一見、自由で楽しそうに見えますが、正解が曖昧になって苦しむことが多々あります。椅子つくりをはじめて間もない頃は、考えても正解がわからないので、師匠のしている通りにやってみることの繰り返しでした。経験を積むごとにその作業の意味がわかってきて20年経った今も
「だからこうしていたのか・・・・」と気づかされることがあります。椅子職人の独特な感性を通じてわかったときの喜びは昔に比べると落ち着いてきましたが、なんともいえない気持ちのいい幸せな感じは今でもします。この幸福感が椅子のデザインや座り心地になり、皆様にも感じていただければ幸いでござます・・・・
                                            小島優
by daryasmine | 2010-05-21 23:57 | ギャラリーと日本の作家さま
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