ダール・ヤスミンとは、「ジャスミンの家」で、
ジャスミンなんて、北アフリカではどっこもかしこもある名前なのですが、
ふと、
ヤスミナ・カドラYasmina Khadra さんを思い出しました。
このおっさん、(おっさんなんです)、アルジェリア軍にいたころから小説を書き始めて
軍の検閲やらをまぬがれるため、女性のペンネームを語ったんですね。
カドラとは緑なので緑のジャスミンさんです。
本名はムハマド・ムルセフール(Mohammed Moulessehoul)。
北アフリカに長いせいか、たぶんその前から、ずっとアルジェリア人を尊敬しています。
デリダ、カミュなどの精神世界や哲学を書いた人たちの言葉も腹にずっこーーん、ときますし
(デリダはまだまだ飲み込むのに時間がかかりそうだ)
アルジェリア・ベルベル独特のRAI音楽も大変応援していますし、
アルジェリア人の文化人、無心で好きなんですよね。
今生きているヤスミナ・カドラさんはチュニスでサイン会があったこともあって
大変興味をもっていました。フランス語で読むのがつらいが、日本のアマゾンをみてびっくり、
日本語の訳がいくつもあるではないか。
彼の描くパレスチナ、イラク、アフガン舞台の小説はNHKと新聞のひんまがった狭い報道から
簡単にうけてしまう一般お茶の間の皆様の「イスラム」観をかえると思います。
そもそもパンダの赤ちゃんが・・とか海がめの産卵をトピックにする前に世界の主な流れがみれるような日々の報道がどうしてないんだろうかと思います。どうして酒井のりこの麻薬さわぎで1週間や相撲賭博で10日間の主なトピックが流れていくのか・・・ああ悲しい。国民を馬鹿にした洗脳でしょうか。
話を戻しまして、そういうわけで事実と歴史にもとずいたこんなアルジェリア人が書く小説、おすすめなのです。
そしてアルジェリア人は本を読みます、
比較の問題ですが、チュニジア、リビア、モロッコ人に比べて圧倒的に読むと思う。
そしてクリエイティブで強い反骨精神がある。でなきゃ、音楽スターたちがやたらと政府批判して刑務所にいれられたりしないもの。たくましい、素敵だ。
武庫之荘のダールヤスミン店舗にいらっしゃる外国人の国別統計だとトップがアルジェリアより、4人。
何かの縁ですね。。。。。
アルジェリアのティムガット遺跡を散策中に子供たちに囲まれた様子。
サンポーパンダもよく見るといます。
コンスタンチンのモスクのミナレット、建築物も銅像でもなんでもしっかりつくるなぁというのがアルジェリア。
お金があるからか?仕事がしっかりしている気もします。