チュニジア人の夫がはじめて日本の床屋にいって大感動して戻ってきました。
999円の駅の構内の床屋。
そんなによかった? 「君はしらんのか、チュニジアの床屋を。」
知ってるのは1回3-5TND(120円~200円)、週1で行く人がいる、タオルは前の人でも昨日使ったものでも使い続ける、(コロナでもエボラでもなんでもうつるよ、というジョークあり)
頭を洗うシンクに顔をつっこまなくてはならないので(日本と真逆)顔に汚水、シャンプー水、なんでもかんでも垂れてきて
息をするのが大変そうだ。幼いとときからで慣れているからいいそうだけど。こちらから見てると恐ろしい。
今日は感動を実践してくれました。「動かなくていいんだ、床屋のおっさんがあらゆる方向で動いていたんだよ!!!!!!」、
おっさんは最後の最後まで俺の頭をひっつかまなかった。頭をさわられた気がしない」「ひとことでいうと、もう、なというか DELICATESSE!!(優雅さ心遣い)」
チュニジアのハッジャーマは頭を施術中ずっとひっつかんいで、ボールのように頭を動かされながらすすめる。すべて唐突にぎゅんぎゅんまわされこづかれ、髪を激しくひっぱられ、前髪はバシバシしばかれる。あくまでも床屋中心。バリカンまたはカミソリが皮膚にあたって血がでて、昔ながらのシェッブという固形の樹脂みたいなものをごしごしあてられると血がとまる。
「優雅で、、でもいつもの癖で首を動かしたほうがいいんだろうかと、動かしてしまったけど、動かさないでという
ジェスチャーがきたよ。」
「ずっとだまってるんだ」「そりゃ、日本の床屋おっさんは、、、あなたみたいなアフリカ人になにをしゃべったらいいかわからん人いるわよ」
「チュニジアのハッジャーマなんか、髪や頭の話はまったくしないで、延々と近所の人がどの国にいったか、どこに子供が生まれたか、どこに誰が結婚したか、サッカー、ニュース、話し続けるよ。」
「ああ、そうね、情報センターやろね」
「それにしても、DELICATESSEに感動した。」