暖冬すぎて、異常気象だねええっていってましたが、
今週は地中海の冬らしい、安心する寒さ、と強い風、雨。
これがなくっちゃ作物が心配!
それが、、、、、人間の生活で必要なガスが軽く止められました。
朝みずえ(犬)がほえちぎっていたので家の前におっさんか、犬かいるんだなぁとよぎったのですが、
STEGのおっさんだったようで、ガスが手動でとめられた。
この国のガス、電気の計算はわけがわからなく、自分で計算したり説明をもとめたりするのも嫌気がさします。
「予定、調整料金」で3か月に1度請求書がくる。
1200TND(日本円で約五万円。高い。死ぬ。)くらいかなとおもっていたら300TND前後で、安くてラッキーと感じるより
「なんじゃこら。なにかの間違いか?」で、STEGに夫がいったら「本物の調整料金」が980TNDでした。
もちろん、彼はそんな現金持ち合わせてないので(私企業サラリーが1000-2000、公務員最高級約2800)
わたしがのちほど払いに行くということになりましたが、放置しました。
この国には引き落とし利用できる事象やその権利をもった人?が少なく、
光熱費はみなそれぞれ郵便局やその水道SONED、ガス電気の事務所STEGに行くそうです、
めんどくさい!!! …ので、支払い忘れて年に2年に1度は電気をとめられます。
しかも、調整料金がときどき高額すぎて手元に現金がない。クーラー使う夏とガス暖房を使う冬は
2000TNDをこえますので9万円です。一般庶民はどうやって生きているのか。
夫の実家でチュニジアの国営放送をみているとSTEGの前で叫び倒す人々のインタビュー
「電気代があがりすぎて食えない!!」そうですよね。。。。
さて、たまちゃん(3歳)が月曜から咽頭炎かなにかで、咳がひどい、熱もあり保育園をおやすみしています。
風も強いしできるだけどこにもいかないように、
銀行系統はお金を貸している人々に振り込み頼み、
納品は5-6分で終わるように疾走。(ほとんどの商品荷物は家の近所のショッピングセンター前に到着するので、そこで貨物車をつかまえて、その車にのって家に帰る)
しかし、、、、、ガスとめられてしまったので、STEGにいかねばならず、あまり歩きたくないたまちゃんをほとんど抱っこして歩いていきました。大きな交差点をわたりつつ、赤ちゃんを抱っこして物乞いする女性が前に。
そうか!たまちゃんはでかいけど、近辺ではこりゃ物乞い女性とおなじスタイル!!!
しかも実際の彼女より私のかっこうは汚い!!!
苦笑。
この辺は、でっかい交差点で赤ちゃんを抱っこするような女性は物乞いくらいしかいない。。という現実に気づく。
みな女性とベイビーは車。。私は反骨精神が少しあるので
いっそう子供椅子ついた自転車を欲す。
さて、STEGについてお金を支払い、窓口のおばさんにチュニジア人のようにいってみる
「この子にご飯をたべさせなくてはなりません、はやく開通させてほしいんですが、、、」
「ああ、数時間で再開するわよ」
・・・帰り、いくつか寄り道しつつ、ゆっくり歩く。たまちゃんは 全面がボコボコの車をみながら
「こわれてるね、ママ」
ぬ。こりゃ、STEGのおっさんの車。
「すんません、あの向こうの家なんですけど、ガスとめれましたけど払いましてん、OPENしてほしいです」
おっさん、家番号は?
「45」
「あー、もうOKよ」とウィンク。
‥‥というわけで、電気ガスは各ゾーンで支払いがとどこおりはじめると、彼らの中で日時を決定し
その日の朝は、何台も車を出し巡回して、一気に各地の家のガスとめて、大慌てでSTEGに駆け込む人々から徴収、
午後はまた電気ガス再開作業するおっさんを巡回させているようにみえます。
すごい人海作戦。そうじゃないとだれも払わん。。。ような。