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北アフリカ、チュニジア共和国に住むいち自営業の困った日常生活、日本人からみたこの国で送る事件、貧困、社会問題、ひいてはイスラーム社会についても語りつつ、 日本での店舗情報、イベント、商品のご案内です。
by DARYASMINE
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オリーブ
 チュニジアのオリーブ産業は太古、ローマ時代から大変盛んであり、
大いに盛り上がったのは2-3世紀、パクス・ローマ時代(ローマの平和)といわれています。
ローマ本国の経済流通繁栄を支えた、北アフリカからのオリーブ。
この時代の用途は現在とは少し異なり、1、エネルギー源(ランプ)、2、体につける(マッサージ、レスリングなど)、3、食用 です。チュニジアで見られる「北アフリカのローマ時代」のモザイク画にもその繁栄ぶり、生活の様子などがうかがえます。とてもおもしろい。

 そして、今のチュニジアもオリーブの大産地、7000万本あるといわれ(単純計算するとチュニジア人ひとりあたり7本、でも意味はない)、イタリア、スペイン、ギリシアにつぐ地中海、または世界第四のオリーブオイル産出国です。オリーブ業者によれば、スペイン産、イタリア産といわれるオリーブのいくつかの銘柄はチュニジア産だとか。ここもか。。。

 そういうわけで、日本の歴史における「伝統」という言葉の重みからはかけ離れて、ながーーーーーい、ふかーーーーーい、歴史のあるオリーブオイル作りのあるチュニジアのそれ、ここ数年ビジネスチャンスを求めて日本からの研究者、ビジネスマン、ひっきりなしに入っています。
 
 ポリフェノールが高い!と打ち出していますが、ほかの食品でたくさんとれるし、
 どうもチュニジアの場合は工場でボトリングするときまでにかなり酸化しちゃうので、せっかく地中海一質のいいオリーブがとれても大変もったいないことになっているという。(JXXの皆さんの意見)
確かにシチリアで、最新鋭のボトリング施設をもった工房でオリーブオイルを試飲させてもらいましたが、大変おいしかった。

 いずれにせよ、6年地中海をぐるぐるまわって思うことは、チュニジアのものは やはり、トルコやギリシア、イタリアのオリーブの塩漬けよりずっとうまい! ぜったいタッパーに入れてもって帰るべき。それも市場で量り売りされているもの。

 そして、チュニジアのとれたてオリーブオイル!!ボトリングもされてない、BIOの秤売りのもの。なんと苦くてサラサラ! 朝ごくごく飲めばいっそう健康。便秘は解消。。収穫は秋なので冬に買うべし。
パン、サラダにそのままつけて食べるのもよし、お料理にももちろんOK。

 チュニジアのオリーブの木は太くてしわしわ。日本のオリーブの木は3-5年で死んじゃうそうですが、
そりゃそうです、土も気候も適してない、どこかの島でオリーブを打ち出していたけど、少し大きくなった後はガリガリのままだめになるのが一般的なのではないでしょうか。オリーブの木でつくった家具や雑貨、スプーンやバターナイフもこれはこれは気持ちいいものです。オリーブの木のスプーンをつかっていたら、ステンレスや金属製のものが恐ろしく人工的で、「硬い」ものか体が判ります。

 そういうわけでチュニジア産の
オリーブの実、オリーブの木の製品、そしてもちろんある程度選んだオリーブオイル、
大変おすすめ。 

PS 特に日本人男性で60歳すぎると油が堪えるからだになっている方がいます。
その方たちにはどんな新鮮オイルでも「たっぷり」は向かないかもしれません。
 



  
オリーブ_a0141134_2031862.jpg

 
 ちなみにオリーブオイル製品4種類お店で紹介・販売しています。個人的にはレモン味がおすすめ。塩湖(ショット・エル・ジェリド)の塩とつけていただいてください。よろしくどうぞ
by daryasmine | 2009-11-18 00:00 | 店舗からお知らせ
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