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北アフリカ、チュニジア共和国に住むいち自営業の困った日常生活、日本人からみたこの国で送る事件、貧困、社会問題、ひいてはイスラーム社会についても語りつつ、 日本での店舗情報、イベント、商品のご案内です。
by DARYASMINE
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ネロリ
 ネロリ、チュニジアといえば、アロマテラピストが思い描くのがネロリ

ネロリです。

 私のネロリ1kgへの想いは少々長いです。
 チュニジア2年目(2004年)で、ネロリを求めるアロマテラピー好きのお姉さんと対話し、ビジネスマンのお兄さんと話す中で、「自分で探さなければならない」と思い始め、まさちゃんと旧市街の香水スーク(スーク・アテリン)をしらみつぶしにあたり、

 「旧市街にあるネロリは全部まがいものだ」が結論

工房に直接あたらなければならないと、ミリアムと工房探しで走り回ったのが
3年目。みなサンプルをくれるけど、最終的に商談にならない(私の希望がまず1-5kgだから)
サンプル集めだけにおわったのが3年目。

5-6年目は農家と専門家探し。チュニジアにはバイオの研究者で
蒸留+精油を抽出するよい設備をもった研究室・・・・信頼のおける研究者などなど

長い長いやりとり(無駄におわったものが98%)を追え
とうとう2009年秋、ネロリ、ローズ、ジャスミン、商談の合意まで終えて
さて、日本へ、と来る寸前にドタキャンされる。

やはり、元きた道にもどり2月に予約、3-4月の花の収穫期に押せ押せ攻撃、
3月失敗、そして4月1kg獲得!!!!!!!

やっと獲得しました。

というわけで、2010年4月に1トンの花を蒸留した、できたてほやほやの
ネロリが、今お店にありマース

こんなネロリ、日本でないですよ。

ちなみに、ネロリなんて、フランスやイギリスの会社の専売特許。
現地の人は原液なんか高くてかわないし。
みなドカンでどこどこ売られていきます。

花水は3-4月簡単に手に入りますが、ネロリにするのは恐ろしく大変な作業なので
農家はやりたがらない。
1リットル蒸留したらその上澄み液1-3mlしかならないんです。


引き続き花のシーズンを狙って押し続けます。
by daryasmine | 2010-05-03 16:37 | 店舗からお知らせ
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