人気ブログランキング | 話題のタグを見る

北アフリカ、チュニジア共和国に住むいち自営業の困った日常生活、日本人からみたこの国で送る事件、貧困、社会問題、ひいてはイスラーム社会についても語りつつ、 日本での店舗情報、イベント、商品のご案内です。
by DARYASMINE
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリ
ブログパーツ
タミール人、遊び心
めずらしく飛行機の中でうっています、
なぜなら・・・・となりのおっさんが倒れこんできて眠ることもできず、
映画も1本はみたし、かといって、本を読んだり、勉強したりするほど頭がさえていないからです。
あさ4時30分におきて、「くそ」重たい荷物を運びながら搭乗。
すべての手続きが目をみはるほどスロー、これも国力の指標になる。

飛行機の中にはいって座るなり眠りこける。
左どなりのおじいさんは、はじめっからぐったり、右隣のおっさんは
私の首がうなだれているにもかかわらず、いろいろ無言でいってくる。

メニューきたよ、
イヤホンどうぞ、
ここあけたらいいよ、、(無言)

はいはい、OKOK

ぐーぐー寝てるうちに、ハエが20匹ほど一緒に集まって耳元でいるような音が
数十分続きだんだん目がさめてきた。本当に不快。

右のおっさんではなく、右のおっさんの元にやってきて話すおっさんの話声。。。
これほど不快に感じる言語は久しぶり、というより途切れなく話し続けるのに感心、
その発声と声質と、その言語の融合でこうなるのか、
年をとってききなれない言語へ体の抵抗でしょうか。
隣のおっさんはずっとただまって聞いている。


そして1時間ほどして朝ごはんがきた。

また右のおっさんは無言で指をさして
メニューの紙を見ろという。
「はいはい、OKOK」
そのくせ、サリーの乗務員に「なんでしたっけ?何があるんでしたっけ?」と聞いて
ココナッツご飯もらった。やっぱりカレー、
朝食もカレーでいっそう目がさめた。

隣のおっさんに詰問。(朝は頭がはたらかないので、だいたい周り近所の人にやつあたりします)
「あなた、どこから?」
「チェンナイ」

「へぇ、インドじゃん?」
「そう」
「タミール?(タミール人という意味)」
「そう」
「じゃあ、ムスリム? (イスラム教徒)?」
「そう。」
「スリランカでは?仕事?」
「いや香港いくの」
「なにしてるの?」
「ビジネスビジネス」
「なんで、デリーからいかないの?」
「スリランカからのほうがいい」
「ほう、南インドだもんね」
「そうそう」
「香港、なんのビジネス?」
「電子機器」
「もうかる?」
「うん」
「どれくらいいるの?」
「3日間」

「へえーーーそれだけ?」「そう、君はどこいくの? 」
「私、香港、ここらへんの人みんな仲間? タミール?」
「そうそう、君はモスリム?」・・・・


おっさんがカラのガラス製の小さなワイングラス(水を入れる用)をひっくりかえして、彼の目にあて
そこから私をみる。

「は?」


「スモーーール!」
「そうね、そりゃそうね、スモールにみえるよね(視界入るものが小さくみえる)」
「うん、どう?」
グラスのひっくりかえしたのを私にむけてのぞかせた。彼は自分の目をみせる。
「うん、スモール、いいね」

私もなんか芸をだしたかったが、
目の前のプレートで芸?がおもいあたらない、日ごろから意識して遊んでないと
こういうおっさんに対抗できない。。。
地図を見て適当な話をする。


タミール語がこれほど耳にうけつけないとは。自分でびっくり、
差別発言です。なにひとつ理解できない世界のマイナー言語を数十分録音でもして
隣のおっさんに30分きかされても眠りに気持ちのいいものと目がさえる
ものを探してみたい気分です。

乗務員のサリーのきれいなねえさんがまた
バンコクで降りる人~ってきいてまわってる。3周目ですよ。

 それにしても、おっさんが寝返りをうっていっそう身動きがとれなくなった。
隣で日本でずっとつぶやこうかな~。
by daryasmine | 2011-07-18 00:27 | 店長のひとりごと
<< 香港の美容院 武庫之荘店舗 ディスプレイ大会 >>