こんにちは。tamadurです。
今回はチュニジアの食「ブリック」のお話です。
以前tamadurはチュニジア人の友人に作ってもらって食べたことがあります。
最近ではギフトショーに行ったとき東京中野にある
チュニジア・トルコ アラブ地中海地方のお料理がとてもおいしい
カルタゴさんというレストランでいただきました。
チュニジアではポピュラーな「ブリック」
日本人の味覚にもあってとてもおいしい食べ物です。
こちらをご紹介します!!
−ブリックの歴史−
ブリックはちょうど揚げたクレープのような料理です。
半熟のたまごがトロリとでてくるのが特徴の代表的なチュニジア料理です。
ブリックの皮に用いられるシートの歴史は11世紀に遡るとされ、その起源は複数の国や地域に求めることができますが、主に北アフリカで広まったとされています。食糧を容易に運び、調理する必要があったためにこのような形になったと考えられ、特にベルベル文化(現在のモロッコ、アルジェリア、チュニジア地域における先住民族)においてよく見られます。
実際にマグレブ地域(北アフリカ地中海沿岸地域)の台所ではブリックを抜きに考えることはできません。
ブリックは三角形に折り、揚げて調理することが多く、アルジェリアではbourekモロッコではbrouatと呼ばれる料理となっています。
ブリックのシートは小麦粉(トウモロコシの粉を混ぜることもある)、水、塩を混ぜて作られており、ちょうど餃子の皮のようなものです。
したがって、現在ではほとんど世界中のあらゆるところでブリックを楽しむことができ、特に食材の豊富な現在においては様々なレシピのアレンジが可能であるといえます。
−代表的なチュニジアのブリックのレシピ−
ブリックの皮 3枚
玉ねぎ(小) 1玉
パセリのみじん切り 1握りほど
ジャガイモ 2個
ツナ缶 お好みの量
ケーパー(ケッパー) 適量
たまご 3つ
塩、胡椒 少々
レモン、ライムなど(付け合わせとして)
上記の食材をコロッケのタネのように混ぜたものを皮に包んで揚げるだけです。
玉ねぎは半透明になるまで炒め、ジャガイモは茹でたものを潰して(もしくは賽の目切りにして)ください。
最後にたまごを落として皮に包んで揚げれば完成です。
マグレブ地域ではオリーブがたくさん採れるため、オリーブオイルで揚げますが、サラダオイルでも大丈夫です。
それでは bon appétit !!
参考までにブリック倶楽部に載ってたブリックの紹介文です。
↓↓
ブリックは、チュニジアでとてもポピュラーな食べ物です。テイクアウトでも大衆食堂でも、高級レストランでも食べることができます。つまり、広く一般的で、TPOに応じた食べ方もできる便利な料理なのです。
「チュニジア風春巻き」とか言われることもありますが、「卵の包み揚げ」か「卵とじゃがいもの包み揚げ」というのが分かりやすいかもしれません。
チュニジアでは、「ワラカ・マルスーカ」という、春巻きの皮より一回り以上大きい円形の皮を使って作ります。
好みに応じて色々なものを包むのですが、大衆食堂などでよくお目にかかるのは「ツナ」「イタリアンパセリ」「じゃがいも」それからメインの「生卵」です。
「っていうか、チュニジアってどこよ?」という方、本来の趣旨から外れますのでリンク集をご覧くださいね。
でも、アフリカの料理? それって凄く香辛料がきつかったり、辛かったり、食材が手に入りにくかったりするんじゃないの?...とお思いの方!、そんなことはありません!
ブリックは、作り方も簡単だし、アレンジもさまざま。
というわけで、既にヨーロッパに入っている料理なんです。フランスやイタリア料理などでもbrikと書かれたメニューが載っていることがあります。
パート・ブリックなんて言ったりして、ブリックの皮を全て使って具材を完全に覆ってしまうのではなく部分的にくるむようにしてみたり、はたまた具は外だしで、ブリックの皮だけを揚げて炒めた具を添えてあることもあります。
うん? というか、ヨーロッパで完全チュニジア式の「覆い隠す」タイプのブリックは見たことがないかも?!
まぁそれはともかくとして、ブリックって、既に広い範囲で愛されているものなんですよ。
さらに! さきほどのページでも書きましたが、保守的なおじいさんおばあさんでも目玉焼きと揚げ物が食べれる人なら食べれちゃうんです。呪文は簡単、「卵の包み揚げよ」。駄目なら、「ちょっと変わった目玉焼きよ」とかでも大丈夫です。
抵抗感、なくなってきました??
ぜひ一度「ブリック」お試しください!
きっとはまるはず!!
東京中野のアラブ・地中海レストラン
カルタゴのHPはこちら→http://carthago.a.la9.jp/