暑いですね、が合言葉になっているような酷暑の毎日。立秋を過ぎたのも気がつかず・・・ダールヤスミン 東京支局は郊外にあるので蝉が元気に鳴いていて、ますます暑く感じますがすでに暦の上では「残暑」なんですね。
今年の立秋は8月6日、5月1日に 「令和」と改元されてからちょうど100日めに
あたる日だったとか。前回の 昭和から平成への改元の際は、一生のうちにそうそう
何度もあることではないだろう、とずいぶんと緊張感を持っていました。
なにせ、昭和が終わった1989年 1月は ちょうど妊娠中で この子は昭和生まれでは
なく、○○元年生まれになるんだ!と妙な感動すら覚えつつ、だいぶ丸くなっていた
お腹を撫でながら、テレビの前に正座して改元の発表を見ておりました。
あの 小渕官房長官による新元号「平成」の発表から30年後、まさかの生前ご退位に
よるお代替わりになろうとは・・・
さらに、新元号が先に発表され、その後のお代替わり、という一連の流れを
見聞きしたのが2018年末から滞在していたチュニスで、インターネットやメディアを通して、という予想外も予想外、銀河の果てくらいの距離感のある予想外の経験となったのでした。
物理的には、チュニジアと日本は8時間の時差があるものの、いまのインターネット社会においては情報に時差なし。日本にいるのとなんら変わりない状態で、
何でもインターネットを介して知ることができるので、半年近く日本を離れていても
情報の点では浦島太郎化することはありませんでした。
とはいえ、その情報はあくまでもネット上の文字情報にほぼ限定され、
いわゆる空気感、体感というものは得られませんでしたが、
フランス語のリスニングの勉強にちょっとでも役立つか、とチュニスでいつも見ていたフランスのニュース番組 「FRANCE24」で ジャポン、と聞こえてきて
お代替わりについて扱われていたのを思わず画面をスマホで撮影。
報道のあと、キャスターと数人の識者が 多分 日本における象徴天皇制の意味するところ、的な内容を話し合っている(推測) のを見る、という、前回とは全く違う状況でした。
この頃のチュニスはすでに陽射しがかなり強く、だいぶ暑くなってきていました。
北端とはいえアフリカ大陸、今頃の、真夏のチュニジアの暑さは日本とは比べものに
ならないレベル。いまはすぐにネットで調べられるので、今日はチュニスは42度、とリアルタイムの気温を目にすることはできるのですが、この文字情報を実際に体感
するのはちょっと遠慮しておきたい・・・
チュニスにも本当の立秋が訪れて、涼しくなったころにまた 戻りたいと思っています。