今更ですが、チュニジアではブリックの皮のことをマルスーカMalsoukaといいます。
ブリックとは薄い薄い小麦と塩、水でできたクレープのようなものに
卵、パセリ、ツナ、マッシュされたじゃがいも、チーズ、ケッパーまたはひき肉などをまいて揚げたものです。
高級レストランなどではブリックau Choix とかいってブリックの中身が選べますが、
エビなども入っているものもありますが、
普通の庶民派食堂ですと、卵、パセリ、ツナが王道だと思います。
数年前でしょうか、その「作った人が壮絶すばらしかった」んでしょう、日本でブリックに惚れたという会社の社長さんが
ブリック専門店を東京でOPENしたいとおっしゃって、チュニジア国内を1周ブリックばかり食べるために一緒に回りました。
‥‥というコーディネートもしています。
毎日3-6のブリックを10日間一緒にいただきました~揚げ物三昧
こんなツアーに参加(便乗?)したほか2名(カップル)がなんと幸せそうでした。
さて、マルスーカはスーパーにいけば冷蔵の場所においてます、1週間ほどもちます。
ハヌート/ホムス(町のコンビニみたいな個人商店)では店主の関係者がつくったような手作りマルスーカがおいてあるところもあります。市場(スーク)にももちろん。
薄い薄い薄い皮です
この起源などを調べていると、、、、、みつかりませんでしたが、トルコでもBOREKIという小麦の皮で巻いたお料理があります。BRKは一緒です。中世からはあるようで、いずれにせよ、チュニジア料理は?ときかれる5本の指の1本にはいるかと思います。
さて、この外出禁止令まっさかりの中、キッチンにたつ時間が長くなったので、
創作に励んでいる、、といいたいところですがやけくそでなにかつくっています。
今日はリコッタチーズでイタリア郷土料理とやりたかったのですがなにかパンチが足りませんでした。
各国に住む(アフリカがメイン)国連の友人たちは外出禁止令を大いに謳歌、すばらしいメニューのFBとインスタが
あがってきます。国連職員という方々はどうせ各国のすばらしい料理を食べてきているので舌もこえ、目もこえ、財力はあるので、あちこちの魅力的なスパイスや食材がもともと揃えておられ、自分の経験とYOUTUBE先生レシピでそりゃもう「インスタ映えする」お料理がつくれて、ため息がでる写真がとれるんだと思います。しかも国連職員さんはもともと頭がいいので、軽々~です。
4-5品いっぺんにテーブルに用意できる「料理(1からつくる)」上手な人は段取りと化学実験上手、大変賢い方々だと固く信じています。
さて、わたくしがまた最近気が付いたのが、このマルスーカは案外「使える」ということです。
伝統ブリックの中身を踏襲しなくても、昨晩の残り物の煮もの、蒸し物、ホットドッグ+チーズなど巻いて揚げるだけで
まとまります。まとまりました!!!!
夫は世の中の大半の男性?と同様揚げ物が大好きです。揚げていればなんでもいいというほど揚げ物です。
モクリさん(「揚げ物」さん)と呼んでいるくらいです。彼が食べたくなくなったものもすべてマルスーカにまいて揚げてしまえばなんとムシャムシャ。なんと便利な。
マルスーカのススメでした。日本では春巻きの皮で代用できますよ~(っと日本在住のチュニジア人の皆さんより)