革命までは年間5-15人のアラビア語を勉強したいという留学生が日本からいらっしゃっていました。
大阪外語大学(今は大阪大学)、東京外語大学がメイン、それから、筑波(北アフリカ研究センターがある)、早稲田、明治(北アフリカ政治経済に強い先生がいる)などなど。
彼らは19~22歳(中には院生も)、チュニジアに来るとまず「なんてことだ、なにも通じん」
そうです、チュニジア人が日常会話で話す言語はモロッコ、アルジェリアのそれと同様、フスハー(正当アラビア語)からほど遠くきこえ、何をいってるかわからないのです。たしかにアラビア語と同じ文法(だいぶくだけた)、
アラビア文字も使いますし、国営放送やまじめな会議はフスハーをつかいますが、
日常会話は・・・・!?
彼らはフランス語、イタリア語の語彙をまずそのままつかい、ここのベルベル語起源の表現、いいまわしがいっぱいちりばめられています。日本の流行語と同じように、ずっと変化し続けているようで、造語だらけでもあります。
さて。
ここで2020年現在おすすめのチュニジア語を勉強する場所は
*SOURS BLANCHE 何十年もカトリック教会がひらいているチュニジア語レッスン。
フランス語+英語で解説がついている教科書もありがたいです。最近すべてのコースが
チュニスの中心部の大聖堂裏に移りました。
*marhabebik
本気の人はここがおすすめ。GPAというメソッドを使っています。スタッフは皆いい人たちです。
ただ、経営者がアメリカ人で Off Shore の会社になるので、授業料は基本ドルでPaypal で払います。どうしても困難な場合は話を聞いてくれるかもしれません。授業料は個人レッスンの割には高くありません。
そして、もっとも有名なブルギバスクール。
*正当アラビア語を勉強しつつ、チュニジア語のクラスを開講してくれる「とき」があります
ここはもっともmailや電話の質問に答えてくれません。さすが国立!
ほか、あちこちで個人経営のレッスンがありますが、安定なのは
*ウィサムWissem さんが経営のウィサム学校
3人あつまればかなりフレキシブルに開講してくれます。わたくし家が近所なので、政治経済トピックといわれて
うひょっと思いましたがいってみました。ほかの2名はやはり政治経済のPhD学生さんでした。
韓国人にたいそう人気のようで、韓国グループレッスンの皆さんの出入りがよく見受けられます。
そして、もっともおすすめなのは以上の学校にいきつつ家庭教師です。
それも20代の日本または日本語大好きな工科大学生などがおすすめです。もともと英語、フランス語の完璧度がすばらしく
日本語のボキャブラリーまであるとたいそう理解度が高まるそうです。
通年このような学生さんもご紹介しています。(フランス語も)
さらにおすすめは、おっさんカフェにいって、習ったことをぶっ放すことです。みなさんすこぶるフレンドリーですし
なにより暇なので(時間に余裕があるので)どんなことでも応えてくれるでしょう。
そしてそして最後のおすすめは、、、、田舎/庶民のお宅でホームステイです。ずっぽり、しっぽりチュニジア語だけで生活します。
ブルジョワの家はフランス語が本気で飛び交うのであまりおすすめしません。。。家族の90%が英語が話せたりします。
次の機会にけったいなチュニジア語の例をお話できればと思います~!