今年のラマダンは土曜日に終わり、
5月24、25日(日曜、月曜)が祝日となりました。
チュニスのラマダン期間は一般に消費が加速的に増加していき、景気をもたらしますが、
今年はコロナもあって超不景気。
なんとラマダン中に楽しみにしていた連続新作コメディーもコロナのせいで収録できなかったそうです。
かわりに、ワタニーヤ(日本でいうとNHK)は前半はチュニジアの独立前のフランス軍統治下、
反政府軍がいかにゲリラ的に戦ったかというドラマでした。
ごちそう(または待ち焦がれた食事)を食べている最中、鉄砲打ち合い、拷問、レイプ、怒鳴りあいだらけで「よくできた歴史ドラマだ、すばらしい」といわれても、萎えました。きわめつけにレイプにあった妹の報復のために
加害者を集団で拷問、男性器を切除の場面まであり絶句。ラマダンの楽しい食卓に家族で見ているのだろうか??
さらに後半の連続ドラマの目玉は、ワタニーヤではハラカ(脱国)がテーマ。イタリアのランペドーサ島に脱国していく人々、ゴムボートが転覆して何百人がなくなるシーン、近隣の島に打ち上げられた遺体。こちらもラマダンの食事をおわって一服、コーヒー、シーシャで家族で団らんするだろう時間のプログラム。本当におきた(いつも起きている)事件をドラマにしていて見ごたえありそうでしたが、、、どんな影響を与えるんだろうと思いきや、
ラマダン最後あたりにハラカのボートは20隻をこえたそうです。数えられるだけで20隻なのでもっとあっただろうと
義理の父の推測。
さらにラマダンが終わり、日曜日になにが起きたか?
ケロアン県(ツーリスティックレストランとホテル以外アルコールは販売禁止)で集団で「民芸香水」を飲み、56人病院に運ばれ7人死亡。そこまでアルコール飲みたかったのか????まずかっただろうに。