ヨーロッパの真ん前にある、この小国、そして多言語国家のチュニジアは「コールセンター」大国といわれています。
ヨーロッパのリサーチ会社、マーケティング会社なんでもこちらからヨーロッパじゅうに電話してして、しまくっているようです。その点において雇用拡大、特に女性の雇用を提供しててすばらしいと思います。在庫もいらない。デスクにすわって話すだけ。安い+比較的簡単に言語能力の高い人材が得られます。
周りの女の子が仕事みつけた、ときいたら90%がこれ。ダブルワークした、ときいたらそのひとつがこれ。
義理の妹のスマヤちゃんもときどき夜の部でスペイン語かポルトガル語をつかうアンケートの仕事、南米に電話したりしていました。数か月で辞める人があとをたたず、どんどん入れるのもこの産業なようです。
小さいころからテレビでフランス語だけでなくイタリア語、ドイツ語、などにもよくふれて、習いにいってなくても
イタリア語ぺらぺらのチュニジア人にはよく出会います。
日本語を勉強したいという高校~大学生なんかは、英語とフランス語がまず完璧。
うちの民泊に去年の夏2か月住んでいた自殺願望の強いイタリア人のジャーナリストのアンジェリカはこのコールセンターの記事を書いているといっていました。自殺願望が強いのにわざわざチュニジアにきて、コールセンター関係者にインタビューをしているといっていましたが‥‥どうなんでしょう。
さらにいくつかのコールセンターは数か月働かせて、無給。そのまま本人が嫌になるのをまって、そのままギャラを踏み倒す手法があるそうで、そこもチュニジアらしさ満点。私企業や公務員でも働き始めの数か月~6か月は給料がでないことが多いそうです。友人の何人かはインターンシップを転々として、無給の仕事ばかりやっていました。本当に
労働市場供給過多需要が少なすぎるんですね。コロナでも踏み倒しにあった友人が3日前家にきていました。ちーん。