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北アフリカ、チュニジア共和国に住むいち自営業の困った日常生活、日本人からみたこの国で送る事件、貧困、社会問題、ひいてはイスラーム社会についても語りつつ、 日本での店舗情報、イベント、商品のご案内です。
by DARYASMINE
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毛の深さ

毛の深さ

 日本で息子とどこにいっても、皆さまから「まつ毛~」「まつ毛~!!!!!」「エクステいりませんね」といわれるので、私もオウムのように「そうみたいなんです、お父さんはモジャモジャです、13歳からモジャモジャになると思います」とかえしています。2歳までの生物体と2歳以降~6歳くらいまでの生物体とそれからとではまったく違うものだと認識しています。いまはまだ息子は体がつるつる,睫毛だけが目立ち、お尻がぷっくりしたラファエロの絵にでてくる天使みたいですが、、、、、夫を含め、周り近所のアラブ人たちの体毛の濃さは極東アジア人にとってはWOWです。我々が進化系でしょうか?(北欧の人もすごいと思うが、毛の色が黒くないのでめだたない)

 男性は体もシャンプーでOKというほどフッサフサの縮れ毛の人が多いと思います。

シャワーには夫は頭用シャンプーしかいらないといい、石鹸やボディシャンプーをつかえといっても聞かないので諦めた。そもそもシャワーも数分ででてきて本当に洗体しているのか疑問。もともとイスラームが誕生して、その後数世紀はイスラム教徒が圧倒的な人口をしめる地域のほとんどが毛深い人々が住むところだったと思いますが、(今の中東、北アフリカ、地中海)体の汚くなりやすいところは衛生的に保て、と書いているそうで

なるほど男性は脇の下と「下」の毛をまんべんなく剃る文化があります!全面的に剃るというよりシャギーだそうです。これに関しては男性の学生さんつかってランダムな調査をしました。そして男の象徴といわれる顎から腹にかけての毛はおいておくそうです。確かに日本人の23倍くらい発汗機能が発達してそうで、超超オイリースキンで、汗をかいた瞬間から「うっっつつつつつつ、くさい」。。。。。人が圧倒的。どの国でも都市部のコミコミの夏の公共交通機関の中はくさくてつらい。そして彼らは安い香水を十字架のようにつける。


 いずれにせよイスラム教徒はなにがなんでも死んでも、自分の「モノ」を人にみせたくないそうで、実際人のをみたことがないのが調査の問題。

 女性ももちろん毛深い。背中も肩も足も腕も顔もフサフサ。地方にいって各村のハマムに入るいまで彼らのフサフサぶりはわからなかった。地中海沿岸ぞいの年頃の女の子は未婚でも夏前に「ナッギー」体全体の毛をとるからだ。また、結婚していると夏はけっこうまめにナッギーしているのではないか? 剃るのではなく、むしりとる。

本来イスラム教徒の女性は結婚の前の日の「毛をそる儀式」(アラビア語の儀式名忘れました。すいません)まで、絶対体の毛をとらないはずで、その儀式でどこもかしこもツルツルテンにする。下の毛1本残さず、儀式のおばちゃんがむしりとる。伝統的なのはお砂糖+レモン水。

なるほど、地中海沿岸沿いのタラソテラピーやスパどこにいってもepilation脱毛があってけっこうメニューが細かい。そんなにニーズあるかいな、と思っていましたが、プールや海に入る前い相当必要なんですね。チュニジアでアイルランド系アメリカ人の友人と地方ハマムにはいって足の付け根のモモの毛がすさまじいからナッギー(毛とり)したいけど待っててくれる?と聞かれた。そのあとのハマム中に響き渡る「OUCH!」「OUCH!!」という叫び声。。。。

さらに、チュニスの街中でも知り合いのイタリア人やスペイン人に、、ひょっこり聞かれた「TOMOKO、、この辺でepilationできるところ知ってる?」そうか、そんなに必要なのか。日本人の「私毛深いんです~」とは比べものにもなりません。

イコールまつ毛みーんなバサバサ。


by daryasmine | 2020-11-08 00:21 | 店長のひとりごと
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