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北アフリカ、チュニジア共和国に住むいち自営業の困った日常生活、日本人からみたこの国で送る事件、貧困、社会問題、ひいてはイスラーム社会についても語りつつ、 日本での店舗情報、イベント、商品のご案内です。
by DARYASMINE
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tamadur南部へ行く NO2
staff tamadurです。

また、忘れたころにやって来るワタクシのチュニジア滞在記録
前回の続き「南部の旅」でございます。

一つ目の村シェニニを出てタタウィンへ戻る。
タタウィンからはまたルアージュでまずメドニンを目指します。

ルアージュステーションは、降ろされたところから少し距離があります。
そう、行きに乗り合いタクシーに乗ったところ。
降ろされた場所で、「タクシーとおらんかなぁー」とボケーと待ってると
その辺のおじさまたちに「どこ行くの?」
「ルアージュステーション」
「ああ、じゃあこっち側でタクシー待つといいよ」
と、彼らが座る場所の前まで手招きしてくれた。
どうやら一方通行の逆側に私が立っていたらしい。

カフェでなくその前の小さな段差に座って談話しているおじ様たち
「タクシーこないね」と話しかけてくれる。

数分してもタクシーは来ない。こりゃ歩きながらタクシー捕まえるしかないかな、と考えてると
一人のおじ様が、「おいで、タクシーだよ、乗りな。」と車のキーを開けながら呼び掛けてくれる。
どう考えてもタクシーでない、いやあなたの車でしょう!と思ってたら
「そうだよ、これタクシーだよ、俺らも行くから乗ればいいよ。」と
一緒に座ってたほかのおじ様二人が車に乗り、「ほら、乗りな」と荷物をトランクに入れ
ドアを開け、招き入れてくれる
「え?いいの?」と言ってる間にちゃっかり乗ってしまった私。

道中(と言っても10分ほど)「どこから来たの?」
「俺ら仕事引退したおじさん、3人友達なんだ」
「暇だからいつもお茶しながらあそこでしゃべってんの」と、3人のおじ様との関係性を教えてくれた。

ルアージュステーションについて、わずかばかりお礼をと思いお金を渡すと
「何?いいよ、いいよ、ぼくら暇だから、旅楽しんでね、あそこ切符買えるから。じゃね!」と
にこやかな笑顔で去っていった。
なんといい人たち。さっくりとスマートな対応。優しいおじ様3人組に感謝。
こういう時なぜかおじ様の方が声をかけてくれる率が高いのはなぜだろう・・・?

メドニン行きのルアージュもなんなく人が埋まり、出発。1時間ほどで到着。
メドニンでは、BOSSが手配してくれたトゥジェンからべシールさんのお迎えが来ているとのこと。

しかし、私の到着が早すぎてまだ来ないとことだったので、その辺をぶらり。
どうやら伝統博物館というのが近くにありそうなので、そこまで行ってみるか。と
歩き出したけど、やはり方向音痴発揮。わ、わからん
近くのお食事中のお姉さんに「すみません、この博物館はどこですか?」と尋ねてみる。
するとお姉さん「ごめんなさい、私この辺よくわからななくて・・・旅行中なの」と
「あ、そうですか、ありがとう」というと「この辺の人に聞いてみるわ」と言ってくれた。
慌てて「あ、大丈夫です。おなかがすいたのでここで食べてから探します」と話し食事することに。
「席が空いてたので同席良いですか」と聞いてみたらご家族がいるのでごめんね。と。3人で旅行中だそう。
後ろの席が空いてたので、注文待ちの間お話しを。
お母さまが素敵な衣装をお召しになってたので「ジェルバの衣装ですか?」と聞くと「そうよ、ジェルバ島よ」
「どうして知ってるの?」と偶然何かで覚えていた衣装だったので知っていたのがまさかの当たり。
澄んだブルーの布地で体全体を巻いて、頭には素敵なお帽子をかぶっていました。
お姉さんが「ぜひお友達になりましょう」と言ってくださり、SNSを交換してくれました。
お互い話す言葉は片言の英語でしたが、時々チュニジア語でお話しできて楽しかった。

食べ終わる頃にべシールさんが着いたと連絡があり待ち合わせ場所にむかう。
お姉さんたちご家族に「さようなら、またぜひ会いましょう!」と言ってお別れ。

べシールさんと会い、トゥジェンへ。彼は今まで私があったチュニジアの方たちに比べると非常に寡黙な方でした。
着いて、宿へ。ま、またこれはえらいとこにある宿だなーと感心しながらチェックイン。
ここもまた穴倉ホテル

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トゥジェンもまた、シェニニのようにどちらかというと山間の碧に建つ村
素朴で鳥や牛、ヤギの声などが響いている。

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まずは、村散策、この村もなんだか入り組んでいて、どこを歩いているのかわからなくなるような小さな道が続く。
とぼとぼ歩いていると、日本人が珍しいのか道端で遊んでいた子供たちが、スッと目の前からいなくなる。。。
怖いのかな? かといえば、にっこり笑って手を振ってきたり。
気が付くとそのうち後ろに一人の女の子が一緒に散歩についてきた。

最初は距離があったけど、だんだん近くになり話しかけてくれた。
片言のフランス語「私のママ、仕事、クチュール(縫物)見に来る?」と訴える。
私は、何と答えていいかと迷い、しばらく散歩を続けた。
しかし女の子はずっとついてくる。 どうしようか・・・
とりあえず「何歳?」「12さい」 ??12さいとは思えない小柄?な感じだが?
時々景色のいいところで座ったりなどしたけれど、女の子は離れる様子もなく。
根負け?した私は、「ママの仕事見てもいい?」と聞いてみた。
女の子はキラッと笑顔になり「いいよ!こっち」と案内してくれた。

招待されたお家に入ると、そこには3人のおばさまたちと女の子の弟
そして歩き始めたばかりの小さな妹がいた。
そのお部屋はどうやらママの仕事部屋でキリムを織る機械ムセンジが置いてありママは織物をしていた。
おばさまたちはお茶の時間だったらしく談笑中だったよう。

織っている姿を見せてくれると、横で女の子がこれまでに織ったキリムを広げて見せてくれる。
結構な大きさのものから、比較的小さなもの。
どれも伝統的な柄が入ったキリム。どんどん広げて見せてくれるのでこれは買わねばならないな、というムードに押され
良いなぁと思った色のキリムを1枚譲ってもらった。

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女の子は仕事を果たした達成感か喜んでくれて、帰りの道を一緒に送ってくれた。
すぐには別れず、名前を書きあいっこしたり少しの時間を過ごす。彼女の名は Marijes
宿近くになり、メインの道に並んでいる一軒のキリム屋に走って入っていく。
どうやらその店はパパの店らしく、私が買ったことを報告しているようだった。
パパさんが「ありがとう!」と手を振ってくれた。
お店を見て!とMarijesに連れられ店の中に。ママが織ったキリムがたくさん置いてあった。

店の隣にもどうぞ、と見せてくれたのはオリーブの圧搾場
大きな直径3メートル?はあるかと思う石の臼、オリーブを入れたら、
吊るしてある石を臼の周りをまわりながら潰していく。その石を引くのはロバやラクダの仕事。
臼と石の間でつぶれたオリーブからはオイルが出てくる。臼の真ん中に空いた穴からオイルが流れためていくのだ。
いまはそのようにロバなどがひくということはないようだが、昔の伝統的なものを置いて観光客に見てもらっているそう。

そこでその家族とは別れ、ファトヒに会いに。
ファトヒとは、弊社や支局長Eriがお世話になっているご家族
さっきのMarijesの店の真ん前にファトヒの店があった。
BOSS TomokoとEriの名前を出して挨拶。アラビックコーヒーをごちそうになりママさんが今いるからとまたまたお家へ招待される。
彼の営むすぐ下にお家があり、その一部屋にママさんがキリムを織っていた。
先ほどのMarijesのママさんとは異なった色柄。まさにトゥジェンらしい真っ赤なキリムだった。
トゥジェンのキリムは色が何といっても特徴的でまた柄もほかの村のものに比べて独特だ。
支局長Eriはこの独特な色柄にほれ込んでトゥジェンのキリムを集めている。

最近は流行があるのかどちらかというと、無難で色柄の個性が少し薄れた傾向になりつつあるキリム。
でもファトヒママの織るキリムはまさにトゥジェン!!と言わんばかりのキリム
目の前で追っているところを見えたのはとても素晴らしい光景だった。

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ファトヒのところでも1枚キリムを買った。残念ながらまっかな特徴的なキリムではないけれど。。。

そうこうしていると、いい時間になってきた。一度宿に戻り一休みしよう。
と、晩御飯の時間になったので外に出る。
いつの間にか辺りは暗くなっており、足元がよく見えない・・・

実はべシールの宿、これまた結構な崖の上に位置していて、レストランまで下らなくてはならない。
スマフォのライトで足元を照らしながらレストランを目指す、が。。。
下りていくところがわからない・・・どうしよう?とウロチョロしてると後ろから
「ムッシュ べシール?」と声をかけられる
振り向くと10歳くらいの女の子「そう、べシールの」というと
「こっち」と暗い道をしかも石のゴロゴロの坂道をサクサクと降りていく。
わたしが遅いので時々後ろを振り返りながら待ってくれて・・・。
少し下ると「あそこだよ」と坂の下を指さしながら教えてくれる
「ありがとう」と言って降りようとしたら、やっぱりわからなくてキョロキョロしてると
またさっきの子が「マダム こっち」と舗装した道まで降りて案内してくれた。

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あんなに小さい子にまで世話をかける40代・・・ちょっと情けなく・・・

レストランにつくとべシールはいなかったけど若いお兄ちゃんが食事を持ってきてくれた。
途中近所?の若い男子のグループが一組食べて帰っていった。

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食べ終わって、宿に戻り就寝。
明日は最終目的地のドゥーズへ!


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by daryasmine | 2024-04-07 22:27 | Staffのひとりごと
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