たまちゃんがまた登校拒否しました。月曜日の朝、学校いかない。夫はもう仕事にでている。
彼と1時間戦う気力はまったくない。。。ということは、
「ママの仕事にくるのね?いいのね?それからママは病気だから病院いくからね」
「うん、いく」
たまちゃんが登校拒否をしたら、社会見学をすると決めています。それも彼の5年の人生でもっとも強烈な。
そして、わたしも未経験な場所に行き2人でうひょーっと感じたら面白いなぁと考えます
ほか、ルアージュに乗り倒すなど、、
まずチュニスの軍事病院にいく。本当にうひょーでした。
チュニジア最大級の病院だそうです。防衛省の政策かなにかで設備は最高最大級とか。永遠ともみえる、あちこちの工事。
設備をいつも最新にするのであればいつも工事、、しかも彼らはなんでも遅いから永遠???
でかい、でかすぎる。
そして門は軍服だらけ。意味不明な量の軍の車が入っていく。
門のまわりのポニーテールの色気のある4-5人の軍服姉ちゃんだけでもう新鮮。
出入りする人々は、庶民顔。女性の90%以上は肥満でヒジャブをつけています
わたしは軍服のひとりにパスポートを出せと言われ、医者のレターなどをみせる。
軍事病院にしか設備がないので、そこで耳に酸素をいれろといわれたのです。
ここでの私の超ずる賢い作戦(自画自賛)。皆さま、よろしければ参考にしてください。そもそも軍事病院に1人+幼児1人でいくところがポイント。わけのわかっていない付き添いは必要ない。
まず、子供に小汚い恰好をさせる、たまちゃんはすぐ泥や床の上で寝転ぶので基本的に小汚い。
これは高得点です。外人の女と小汚い幼児、、、「おお、なんとか気の毒な女子を誘導してやろう」という軍人の心がよめる
やはり、大げさの軍人門からよさげな若いサングラスの兄ちゃんがエスコートしてくれることになった。
中に入って、「こっちいけ」あっちいけ、こっちいけ、ここで紙をもらえ、、、で、軍人のエスコートがあるわりにたらいまわしもありましたが、無事酸素をいれられそうな?施設にはいり、、、、レセプションに入ると、
軍人が説明する(といっても私がもっていた医者からの説明書などを読めているようにはみえない)
中から技師などがレセプションにやってきて数人で対話し、わたしはすぐに診察を受けれるようになった。
ここで、1時間近く経過。
『おまえ、診察代金、50はらえるか」といわれ、はい、払えますとこたえ、、、
またもや本館にいく。たまちゃんにはトラックと車のおもちゃをもたせているので、どっちいってもあっちいても
上機嫌で車で遊ぶ。必死でついてくる。軍服と患者と白衣がめちゃくちゃまざりあって行きかう面白い世界
本館で支払いレシートをもってまた酸素センターに戻り、、、待合室で色々な人を眺めていると
・・・・・・どれだけモンスター化した肥満の女性がいることか。
座ったときに自分でたつことができないので、周りの人が助ける。靴はもちろん入らないのでみなつっかけ。
わたちたちをエスコートしてくれていた軍人さんは、なんどか「わたしらの用事」のために消えてなにか紙を持ってきたりして、「・・・どれだけめんどくさいねん。」と思いつつ、「はー夫なんかこなくてよかった。1人軍人つけてくれるほうがどれだけ楽か。夫なんかきっちゃったらエスコートないだろうし、夫自身が意味わからず、いつものたらいまわしにあってタバコ30本となり、叫び倒し、目的はたすまえにもうええわ、、、あきらめの境地となる」と思いました
わたしの番になってよばれると、、、、、、、、、きれいな若い女性のお医者さん。いろいろなデータを彼女に渡して
る最中、たまちゃんは、、彼女に抱きつきご挨拶。
ここで、夫が大嫌いなわたしのセリフ。「すいません、きれいなお姉さん大好きで。。。」
たまちゃんのセンサーに毎回感動します。。
そして、診察(質疑応答)はわたしは立ちっぱなし、先生はすわりっぱなし、たまちゃんは診察台で車とトラックと遊び、
真横で、足の指3本がっつり失ったおっさんの切れた足の処置・・・
日本語で「たまちゃん、大変だね、足の指事故でとれちゃったんだよ。なんでも気を付けないといけないよ」と脅す。
結果、きれいな先生は私に酸素を入れる前に3つの検査をするべきだと、その検査名の紙を3枚わたし
これが終わったら来なさい、ということになりました
それから、この巨大な軍事病院をでて、旧市街を端から端までつっきることに決めていたので
「たまちゃん、ね?大変でしょう?ママといっしょにいたら、これだけ病院でも歩くのよ。ぐちゃぐちゃで疲れるでしょう。
だから明日学校行くのよ。じゃ休憩しよう。今度はママの仕事がはじまるよ」
「・・・・」
軍事病院脇のrue Bab el Fella にはいると数珠繋ぎにメラウイサンドウィッチ屋とカフェ。
人々の購買力がすぐわかる。中には医者も患者もたくさん。
そこで、タマちゃんにピザを食べさせ、わたしは s'han tounsi 一番簡単な皿メニューをとり、
旧市街のbab el Fella へ。
bab el fella では「今どこ?あんたの家のそばを歩いている」とか電話して、夫の親戚の家に無理やりおしかけたり、
フリップ市場で服や靴をみたり、、、たまちゃんのボルドー革靴を10TNDで獲得
中国商品卸街でたまちゃん、お友達、ママ友のお土産と犬のおもちゃを買ったり、(そのときは自分は中国人でイーウーにもよく行くというと現場の買付の状況などビデオや写真をみせてくれる。)
今度は真ん中で本当のDAR YAMINE(弊社・・・)の買付をしたりして。。。。。4時間真面目に歩き、カスバ地区から家に戻る。
家で塗り絵をしながら「タマちゃん疲れたよね?」
「疲れてない・・(大あくび)」
・・明日はだまって学校にいきますように