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観光してきました!

少しご無沙汰しておりました、staff tamadurです。

もう二月も終わりですね。ということは私もチュニジアに来て二ヶ月経ったということです。
少し前ですが、仕事の合間を見計らって、
「チュニジアのおしゃれな観光地はといえばここ!」という街「シディ・ブ・サイド」へ行ってきました!

今すんでいる街からは、まずチュニス中心街まで出向き、そこから電車にのって約30分。
降りてからはもうすでに観光地感満載のきれいな町並みを見ながらメイン通りをてくてく歩き、
途中でカフェによってお茶して、海沿いをのんびり散歩というのが定番のコースの感じでしょうか。

大きな街ではないのですが、その分とてもコンパクトで
お土産屋さん、カフェ、レストランなどがぎゅっと集約しているので迷子にもならず
方向音痴の私にしてはなんとも過ごしやすい街でした。

午前中に訪れたので電車の中はまだ現地の人らしき方が多く、目的の駅までにぱらぱらと降りる人もいましたが、やはり「シディ・ブ・サイド」駅になるとほとんどの人が下車しぞろぞろとメイン通りに消えていきました。
実はこのとき電車(TGMといいますが)に乗ったのは初めて。チュニスマリン駅という始発の駅から、最終のふたつ手前が降りる駅。乗り込んだはいいものの、バスと同じく着く前に車内アナウンスがあるわけでもなく(アナウンスされてもたぶんわからないとは思うのですが・・・)、また車内電光掲示板があるわけでもないので、駅に着くたび外を見て、駅名の看板をひたすら探す、という挙動不審極まりない乗客です。
しかし!よく見ると、降車口の上に路線図が書いてあるのを発見!これを見ながら駅の看板と照らし合わせて間違うことなく降りることが出来ました。
ちなみに、この電車TGMは単線なので乗換えなどはありません。たとえ降り損ねても終点までも二駅、全然難しくない電車です。

到着してからは、メインのとおりはすぐにあり、また多くの観光客もいるのでその人たちの後ろをついていくように歩きます。他の方向に行く人もあり、興味をそそられますが、まずはメインのとおりを最後まで歩いてみようとゆっくりと散歩です。
この日はとても天気よく、なだらかな坂道を少し歩けばとてもあたたかく汗ばんでくるほど陽気な日でした。
メイン通りの入り口?みたいな所まで来ると、色鮮やかな陶器が置いてある店、カラフルな民族衣装がひらひらとなびく店、ヤギ革のバッグがたくさん並ぶ店などお土産屋さんが続きます。

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道端では花を売るおじさんや、ヘナを持って声をかけてくるおばんさんなどとてもにぎやかしく観光客を迎えてくれます。途中のお店を横目に見ながら街の折り返し地点までとりあえず歩くことに。
さすが、チュニジアの有名所。某観光サイトで取り上げられましたというマークのお店がよく目に付きました。
メインの通りの端っこ、そこは眼下に海を見渡せる小高い丘です。
遠い向こうまで水平線が続き、ヨットが浮かび帆をなびかせ進む海面は太陽の光で反射しキラキラ!
しばらく眺めてきた道を帰ることに。
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すると日本人らしき方がちらほら。よく見ると胸に見慣れたことあるロゴのバッジ。
とある旅行社さんの目印のバッジでした。思わずすれ違った男性に「こんにちは」と声をかけてしまった。
そしたらその男性はびっくりしたように「こんにちは。日本の方ですか?」と聞き返してくださり、
「はい、そうです。ツアーでいらしたんですか?」「そうです、ツアーです。」と胸のバッジを見せてくれながら。とそのまま立ち話から、お互いのことを説明しながらいつのまにやら散歩しつつ会話していました。
様々ひとしきり話した後、「それでは今度は日本で会えたらいいですね」と別れまた一人テクテクと歩き出しました。行きの道よりも少しゆっくりと来た道を引き返していると
頭の上のほうで「おーい、ここですー!」と声が。くるっと見渡すと先ほど分かれた男性がカフェのテーブルから声を掛けてくれていました。
「よかったら、一緒にどうですかー?」という言葉に「え!?いいんですか?」とあつかましくも
ツアーの方もいらっしゃるテーブル席に同席させていただきました。
そこでほかのツアーの方とお茶を飲みおしゃべりをしながら「チュニジア」について語ることになるとは・・笑。私の説明するチュニジアについてとても真剣に聞いてくださりとても嬉しかったのですが、
悲しいことにこのツアーこの日が最終日でこれから空港へ向かうだけ、ということでした。
帰り際皆さんが「もっと早くに話を聞きたかった」と言ってくれてありがたかったです。
しかもその一緒にお茶したカフェ、行こうと思っていた「カフェ・ディ・ナット」だったのです。
なんとラッキーな出会い、どなたかの片隅に旅の思い出として残ってくれたらいいな。という思いです。

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ツアーの方とはそこで本当のお別れ、また1人になり今度はメインのとおりを少し外れた道ににまではいって散策です。

街の風景はとてもきれいで、地中海沿いの街「白い壁に、青い窓格子」の景色。どこを見ても写真映えする町並みです。細い道を歩いていると、行き止まりに。その手前にはなんとまた偶然にもこの街一番の有名カフェ「カフェ・シディ・シャバーン」がありました。ちょうどお腹もすいていい時間だったのでここでまた休憩。
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小さな入り口から中に一足踏み入れると、目の前は地中海が広がる素敵な眺めのカフェ。
ここでもたくさんの人がパシャパシャ写真を撮っていました。
とても日差しが暑かったので、屋根のあるしかも眺めのよい場所を。。。も思いながらひと回りしましたが、時間帯もあってかいい場所はすでにみんな埋まっていたので、日はあたるけれど角の席に座ることに。

カフェといってもそこは屋内ではなく、日差しを防ぐパラソルと、席によっては頭の上に大きな布を屋根にした席が広がる屋外のカフェ。しかも地中海を望んで傾斜にそって建って席があるので、人の頭の向こうに地中海を見るなんてことはないので本当に景色を堪能できます。

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日差しはあったもののとても気持ちいい気候と少し吹いてくる風が居心地よく約二時間ほど本を読んだりして滞在してしまいました。
その間どこかの遠くの席からは、生の歌声と演奏が響きとてもいいのんびり穏やかな午後を過ごしました。
そこで食べた「ブリック」
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「カフェ・シディ・シャバーン」を出て次はこちらも見所の「ダール・エル・アンナビ」へ。
かつての富豪の住んでいた家を改築し、当時の生活の様子を再現しているという博物館のような場所。
こちらのお家、中にはいるエントランスからもう素敵な雰囲気で、中へ入ればはいるほど、豪華な家のつくり、装飾、家具などがめまぐるしく目に入ってきます。

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その場所は観光客が多い中、入り口が小さいからわかりづらいのか、見ていたのは私と、先に入っていた3人組の若い女子グループのみ。女子グループは一歩足を踏み入れてはポーズをとって写真の撮りあい。
抜かしてはいけないかなーと一瞬思いましたが、待っていては先に進めないので写真の邪魔にならいように通り越し、ゆっくりとマイペースで家の中を見てまわりました。
本当にどの部屋もきらびやかで優雅なその家の住人はどんな人だったのか、どんな暮らしをしていたのか。想像しながら見てまわるのもまたおもしろいところです。
どれくらいいたのかはわからないけれど、気がつけば女子グループはもう出たらしく私一人で貸しきり状態になってました。お部屋だけでなく、そこに立てばメイン通りを真下に見下ろすことが出来る屋上も開放されていてさっきのカフェとはまた違った町並みが見ることが出来ました。
博物館なので、ゆっくりお茶などは出来ないのが少し残念なくらいのいい所でした。

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「ダール・エル・アンナビ」を後にお土産屋さんを見ながら、
チュニジアのファストフードおやつ「フリカッセ」を食べながら「シディ・ブ・サイド」の街を後にしました。



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そうそう、最後におまけの話。

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来てすぐには引っかからなかった?「ヘナ」を書くおばさん。
散歩途中に、ふと気を抜いておしゃべりしたとたんに、スッと手を持たれ、さささぁ~と描かれた「ヘナ」
実はこれサービスでもなんでもなく、頼んでもないのに描いた後お金を請求されます。
陽気な声かけで巧みに手を取りすぐさま、また陽気にしゃべりながらすらすらと文様を書き上げる。
「名前は?」と聞かれアラビア語でそれもまたさらさらと名前を言いながら描くその技は素晴らしいです。
手の甲に描かれた「ヘナ」の文様は、おばさんいわく10ディナール。
もちろん観光客に有無を言わさず勝手に描かれたのでお金を払うことはないのですが、
お金を払わない限りはニコニコと陽気に(これ大事!)しゃべりかけられ手を離してくれないのです。
仕方なく小銭入れの中からお金を出すと足りず。
それでもしきりに要求されますが、「もうない」としぐさを見せたら、「じゃぁこれでいいわ」と手を離して去っていきました。
この手の商売はどこの国でも手法を変えてお金を要求されますが、今回は防御対策が効果を発揮しました。
方法は簡単、財布を二つ持つこと。お金は足りなかった、ではなく入れてない。
小銭入れにある程度のお金しか入れずそういった場面の時には小銭入れしか出さない、というだけ。

中身をほじくりだす商売人もいるので、払ってもいいかな?とられてもいいかな?という金額を入れておく。
地元のチュニジアの人に聞くとやはり「10ディナールは高い!」といわれました。
私が払った金額はたしか「小銭入れの有り金全財産3ディナール」それぐらいが妥当。その金額には現地人も納得。
いわれたままの金額を払うことはその方の収入になるので、もちろんそれはそれでいいことです。
ただ少し高いな。と思うときにはそいう手段もあります。というお話。

======= お知らせ ======

先日のうめだ阪急での催事には多くの方にご来場いただきありがとうございました。

次回の催事は
3月4日(水)~10(火) 高槻阪急
3月11日(水)~17(火) 千里阪急 での出店となります。
ぜひご来場お待ちしております。








by daryasmine | 2020-02-29 01:11 | Staffのひとりごと

ただいま改装中

staff tamadur です。

少し前に訪れたあるお家の話。

海が目の前の町「マハディア」海沿いには大きなホテルが建ち並び夏のシーズン時期にはヨーロッパまた各地ほか多くの人が訪れる町。また夏に二ヶ月ほど余暇を過ごすためだけにある大きな別荘もずらりとあるリゾート地で有名です。
そんな町の賑わった中心部より少し離れたところにそのお家はありました。

「ここだよ。」と車を降りてみると三階建てのおうちが。
しかし、まだ完成していないようだ。
家の主に中に案内され「まぁ、見てくれ今この階をきれいにしているところなんだ。」と各部屋を見てまわった。
一階はキッチンとリビング、二階は奥に家族の部屋、テレビと布団が。入り口すぐの横のドアを開けるとそこは洗濯を干すためのベランダに出る。そのベランダからさらに階段があり三階へ。
「三階はまだ途中だけど、この間トイレも作ったんだ、あとお客様が来た時用に客間も作った、キッチンスペースもあるんだぞ!まだ途中だけどな!」
(※注意※この会話は通訳してもらいながら聞いた会話なのでかなり私なりのイメージでしゃべった風にアレンジされてます。ご了承ください。)

改装中で窓をつけるだろう穴がまだあいてたり、電気配線を通すだろう穴もちらほら。
しかもその穴たち、「それ大きくない?」ととても大胆な大きさだったり「なぜそんなところに?」という少し不思議なところにあいていたりする。

そして会話途中の何度か出てくる「今作ってる」「このあいだ作った」「まだ途中なんだけどな。」というフレーズ。
「まだ途中」というのは見ればすぐわかる。
どうやらこのお家、お父さん中心に家族総出?で造ってるらしい。しかもその間どこかに借り住まいするわけでもなく今のこの家で生活しているとのこと。

北アフリカ チュニジア 地中海と砂漠のある国
と聞けば、誰でも温暖な国、さらにいえば年中暑い国 とイメージするでしょう。私もそう思っていました。しかしチュニジアにも四季があり今は冬。実際の気温はけっこう寒い。
日中は20度前後。日差しはとても強く暖かくとても過ごしやすいのですが、日が昇る前、また日が暮れ始めると10度を切りとても冷え込みます。
寒さに慣れていないこちらの人たちは、防寒具もばっちり。分厚いコートに、首にはマフラー、また帽子をかぶっている人も多いです。まるで「アフリカ」のイメージとかけ離れている感じです。

断熱材を入れた壁などではなく、レンガを積み上げた壁、しかもまだ穴のあいた壁。床は石のタイルを敷いたもの。暑い夏はひんやりと気持ちいいかもしれませんが、今は冬。しかし皆さんは当たり前にそこで寝起きをしているのです。

この町だけでなくほかの町中いろんなところを見ていると、そういった改装中?のお家はけっこう普通のようでまだ完成していないお家でも他に部屋があればそこで暮らす、というのがこちらのスタイルのようです。

そんな中でもみなさんのはつらつとした明るく元気な笑顔が印象的でした。

改装中のおうちの一部を公開です!

外壁。
窓のつくりが可愛い。

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一階玄関の奥のリビング この扉もお父さんがつけたらしい。
キッチンからは今までなかったテラスをつけたとか。
タイルを貼ったのももちろんお父さん。
お庭と畑を見渡せるバルコニーはお母さんたちの癒しの場所になりそう。

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二階の窓と扉。そしておもむろに電球だけ飛び出た天井 

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二階のベランダからの階段 三階へと続く
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三階のトイレと窓枠のタイルが素敵。

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いつ完成するのかはわからないけれど、そのころにまた訪れてみたいな。。。。。


・・・・・お知らせ・・・・・

●先日出荷した貨物が日本に到着したようです。

ハネンさん陶器の新作や、タイル、ファティマのバブーシュなど
facebook、instagram、でも掲載中です!
ぜひご覧ください!


●催事出展です!

・うめだ阪急本店 7階 プロモーションスペース73にて
(エスカレータ、マリメッコ横)

会期:2/12(水)~25(火)
※営業時間は曜日によって異なります。詳しくはうめだ阪急のHPでご確認ください。
※最終日25(火)は18時にて閉場です。

ご来場お待ちしております!


by daryasmine | 2020-02-11 03:07 | Staffのひとりごと

一人移動

sataff tamadurです。

チュニジアに来て早一ヶ月。
今振り返ると二週間は丁稚奉公に行き、
あっという間に過ぎていったような。。。

丁稚奉公の二週目は、バブーシュの工房に三日間お世話になりました。
1週目の時は、朝晩とすべて送り迎えつきでしたが、
2週目からは、自力での移動でした。

こちらの皆さまはとても朝早く、朝日の昇る前から目覚めお祈りをします。
そして遠い道のりをかけて通勤。
日本の交通機関ように規則正しい時刻表があるといえず、
だいたいこの時間、的な感じでバス、タクシー、ルアージュ、メトロなど様々な乗り物を乗り継いでいくようです。

私の二週目奉公お世話になる家は、モナスティールという町のわりと都会中心部。
そこから約1時間半、タイミングがよければバスで。そうでなければバスとタクシーで工房まで通います。

初日は、初めてということで工房まで案内してもらいました。
家からバス停まで徒歩約10数分、今おもえば簡単な道のりでしたが、なんせ方向音痴のため歩く道の目印になるものを記憶、記録。
バス乗り場到着。といってもタクシーや、ルアージュなど入り乱れているので、自分がどこ行き、どのバスに乗るかを覚えておかなければいけません。

モナスティールの町から、目指すはジャメル、そしてザルンディーンというところ。
まずはジャメルへ。そこへはバスで向かいます。バスは日本のバスの長さが約二倍。電車の各車両をつなぐじゃばらのようなものでバス二台をつないだ感じ。
バスには二人の職員さんが乗っており運転手さんと、切符発券のかた。
後ろから入って、まず行き先を言い料金を払います。
このバスは比較的朝や夕方などは時間通りに動いているようです。
初日は通勤ラッシュよりも少し遅めの乗車だったので、乗客も少なめでしたが、
通常の出勤時間にはとても多く混みあっていました。
バスに揺られ約1時間。ジャメル到着、そこからはバスがないので(次のバスまで1時間待ち時間があったため)タクシーで行くことに。タクシーは約20分弱。
そして工房に。バスやタクシー乗りながら、窓からの景色をながめ、行く道すがの建物や看板を必死に記憶!

工房では先週に引き続き製作を見学と少しお手伝い。私の出番のないときには工房の主メーハさんのお子様や、隣の工房の子供たちに囲まれていました。
はじめてみる日本人に子供たちは興味深々だったようですが最初来た時には人見知りか、怖いのか、工房のドアからチラッとのぞいては目が合うとサッとそらし、どっかに隠れてしまう。。。しかし日にちが経つにつれみんなすごく懐っこくて一緒にお昼を食べたり、ひなたぼっこしたり仲良しになりました。
私がチュニジア語を勉強していると、アラビア語の書き方や、発音など教えてくれました。ほんとうに簡単な単語ですが、少し会話ができてうれしかったですねー。

工房での仕事?を少し早めに切り上げさせてもらい、というのもバスの時間がその時間しかないため、3:30には工房を出なくてはいけません。
工房からの帰り道は、直通バスがないようなので、タクシーに乗ります。
しかし初日はメーハさんがタクシーを呼んでくれていたのでまったく問題なくジャメルまで到着。
さぁ、ここからです。とにかく自分の帰る町「モナスティール」という言葉をタクシー降りたとたんにその辺のおじさんに聞いてみた。するとおじさん
「OK、OK、モナスティールこれだよ!」とルアージュに乗せてくれた。
ルアージュは、ワンボックスバンの車に乗客いっぱいになったら出発する乗り合いバス。時間帯によっていくひとが集まらなければ、何時間も待たなければいけないという乗る側事情はまったく関係なく運行するバスです。
しかしタイミングがよかったのか、すぐに乗客はうまり出発!
「おーなんラッキーだ」と思いながら乗ってから、「そういえば来る時ルアージュではなくて、バスだったよな、ま、でもルアージュだし、大丈夫だろう」と同じバスでなくても、行く先は一緒だから問題ないか。と何も気にせずそのままルアージュに揺られ・・・。
しばらくして、みんないっせいに降りていく、運転手さんに「モナスティール着いたよ」と言われ、降りてみたら、
「え???? ここどこ??? 乗ってきたバス乗り場とまったく違うんですけど??」 と、一瞬にして迷子。
どこなんだー??? ととりあえず、少し周りを歩いてみることに。
ぐるっと周辺を歩いてみたもののもちろんわからず、道すがら「モナスティール?」
って聞いたら、「ここだよ」と。
そりゃそうですよ、モナスティールなんだけど、それだけでは足りないんですよ。
「そういえば!朝お世話になるハエルディーン君から行きと帰りの地名を書いてもらったんだ!」と思いだし、ノートを引き出し、「見せながらここに行きたい!」と聞いてみたら、なんとそこは遠いよ。ここから車が必要だよ、と言われたのです!!

・・・なぜ?頭の中は真っ白。どうしよう・・・。とりあえず、バス乗り場に戻って、ここまで行こう。とバス乗り場でまた、「ここ行きたいんです」と聞いていたら、優しい女性が、「私が途中まで行くから、一緒に行きましょう」と一緒にルアージュに乗りこみました。ルアージュの中の会話と、ルアージュ中から見る風景・・・
なんだか、違う、もしや逆戻りしてる?と少し不安を感じ。
女性に、つたない単語を使い「ジャメルの仕事場からきました、私はモナスティールのこの町に待ちに帰りたいのです。」と訴えると、女性も混乱。すると8人乗りのルアージュの中が大騒ぎに!。
「この子はどうしたいんだ?」「ノートにはモナスティール、ジャメル、ザルンディーン、て書いてるわ」「だれかわからない?」みたいな感じで相談してくれているのが伝わります。
隣に乗ったおじさんも丁寧に、グーグル翻訳を使って話しかけてくれたり、会話帳を必死にめくり単語を探して話しかけてくれたり、とたった一人の日本人にみんながそれぞれの手段でどうにかしてやらなきゃ、と言う感じで話し合ってくれました。
そうこうするうちにこれではいかん、と最終手段の電話!お世話をしてくれているハエルディーン君に事情を説明し、ルアージュのおじさんに話をしてもらいました。

何がいけなかったのか、結局のところ、ジャメルからのバスをルアージュに乗ってしまったこと、そして、最大の間違いは、
自分で書いたメモの行き先と帰り先の地名を逆に勘違いしていたこと。

ほんとなら、モナスティールのとある地名に帰るはずが、
完全に逆に工房のあるザルンディーンの地名を帰る場所と思い込み
モナスティールの町で「私はザルンディーンに行きたいんです!!」と叫んでいた、しかも何回も。。。。。そりゃ、ジャメルに引き返すよね、ってこと。
その後、ジャメルに到着。大騒ぎしたのにもかかわらず、乗っていた乗客の皆さんは、「またね」「気をつけててね」ととても優しく声かけをいてくれて去っていきました。そしてわたしはそのまままたそのルアージュに乗ったままジャメルの町からモナスティールへ。
ルアージュのおじさんがこころよく、わざわざルアージュを降りて(この時間帯は稼ぎ時なので次から次へと乗客が乗り込んでくるのに)「この場所でタクシー捕まえてノート見せたらこの場所にいけるから」、と教えてくれた。
と言ってると、心配になったハエルディーン君が電話をくれて、タクシーの運転手さんと会話、さらにはお家までのナビをしてくれて、家に到着。
なんと、初日で大騒動、そして自分の記録ミスに頭の痛い疲れた一日でした。

二日目、朝は早い。少し暗いうちの出発、家からバス停までの道がまったく違って見える。朝のバスステーションはとても活気があり、ルアージュの運転手は各方面の地名を叫んで乗客を探す。決まった時刻表がないので少し前には待機することも必要。
でも逆に遅れたときはどうなるんだろう?会社とか遅刻しないのかな?とか考えてしまった。
だいたい?7時発の長いバスに乗り込む。
あさはなんと、ザルンディーンまでバスがそのまま行くと言うことなので、乗りっぱなし。料金を払うときにアピールするかのように、「ザルンディーン、ザルンディーン」言いながら、さらにはなにかあったときに、声を出しやすいように切符切りのおじさんの近くに座り笑顔を振りまく。
バスの運行経路があるわけでも、運転席の上に次の停留所の電光掲示板があるわけでもなく、もちろん「・・・駅です」とアナウンスがあるわけでもないので、自分の記憶にある景色だけが頼り。
しかも停留所がちゃんとあるところもちろん、時々?いや結構な確立で何もないところで止り「え?ここにとまるの?」と思ったら、「え、この距離でとまるの?さっきと数メートルしか進んでないよね?」とバスの止まるところがわからないのでしっかりと窓の外を見ておかないといけないのです。

ジャメルを通り過ぎると道はすいてかなりのスピードで運行するため、さぁこれから見逃せないぞ!と窓に頭をつけるようにして目を凝らしていたら、「あれ?もしかして??あの看板!!」なんと過ぎ去ってしまい、おもわず、切符切りのおじさんに「すみません!ここで降ります!!ここです!!」と叫ぶ。するとおじさん、運転手に「おい、止めてこの子降りるらしい。」(はっきりとはわからないけど、たぶんそんな感じ)すると運転手「え、だめだよ、走ってるよ」(これもたぶん)とそのまま走り続ける。
あらー、、、しかし仕方ないか、このまま次のところまで行って戻るしかないか。と思っていたら、業客のオジサン2,3人が「おい、止ってやれよ」「いいじゃないか」(これもわたしの完全思い込み)と騒ぎだし、そしたら運転手「なんなんだよ」というようにバスを止めてくれた。しかも切符切りのおじさん「後ろのドア開けてやれ!」(バスは後ろ乗り、前降りが基本らしい)と手招きして「さ、いいからこっから降りな、気をつけて!」とウィンクしながら。周りのおじさんも「じゃあな」と言って見送り降ろしてくれた。
なんと優しいおじさんたち、そして文句?いいながらも止めてくれた運転手さん。
ありがとう。。。
少し過ぎてしまったけどなんとか到着。 そしてまた一日仕事。

今日も3:30先に失礼し終業。今日はタクシーを捕まえる。
タクシーは乗り合いもあり、乗客が乗っていても手を上げて止ってくれて同じ方向であれば乗せてくれる。しかし、運転手、また乗客によっては止ってくれなかったり、都会の町では乗り合いはないときもある。
タクシーも時間帯によってはまったく来なかったり、また走っているのに満員だったりとそのときによりずいぶん違う。
でも今日はスムーズに乗れた。ジャメルは比較的町も賑わい、乗り換え中継の土地でもあるようで行き来するタクシーも多いようです。
昨日の反省を生かし、「今日は必ずバスに乗る!」と言うのを守り、バスの待合ベンチで座る。
隣にいた女子高生が話しかけてくれた。英語を話すようで、少し会話をした。「この文字のバスに乗ってね」と丁寧にアラビア文字で「モナスティール」とノートに書いてくれた。
そうすると、そばで見ていた少しやんちゃそうな男子学生のグループが「ニーハオ!」と声をかけてくる。「ニーハオ、でなく、こんにちは。日本人です」と言うと、「そうか日本人か。へー。」「で、*+*+*><_*+`1」  その後何かを言ってきたんだけど何言ってるのかサッパリわからず。でもどう考えてもいい感じではない、なんかからかわれてるな、と思ったので笑顔で何もわかりませんよー、と言う顔をし無視することに。
数分後、バスが到着。するとさっきのやんちゃ男子が「あのバスモナスティールだよ」と意外にも教えてくれたので、「おおこれはよかった、早くバス来た」と行きかけたらさっきとは違う女子学生が「ダメ!それ違う!ここに座ってないと!」と袖を引っ張ってしきりに「ダメ!」と言ってくれたのです。
「ダメ、あれは違う、まだここにいなきゃ。」といってそのままやんちゃ男子を払ってくれたんですが、またしばらくしてやってきて、周りで何かしら話しかけてくる。もう、めんどうだな。と思い無視続けてたら、となりにおば様が。
「どこいくんですか?」と聞くと「モナスティールに行くのよ」と答えてくれた。
これは安心だわと思い、「私もモナスティールに行きます、一緒にいていいですか?」ときくとOKのサイン。
おば様私の状況をわかってくれたみたいで、近くいいにいたやんちゃ男子たちになにやら怒り顔で注意してくれました。
それからやんちゃ男子はいなくなり、持っていたクッキーをおば様と食べながらバスを待つことに。すぐにバスは来て同じように隣に座りました。
モナスティールの手前でお別れ「マダム、メルシー」と最後に挨拶するとニッコリ微笑んでバスを降りていきました。
三日目も無事行き帰り問題なくバスにも乗れ、奉公も終わり。

移動手段を多少経験し、間違って、混乱、みんなに迷惑と心配をかけながらすごしたたった三日間ですが、その中でも本当に人の温かさを触れることができた三日間だったと思います。
すこしやんちゃな子達はいたけれど、それはそれで教訓になったし、それ以上にその周りにいる人の優しさにとても感謝、感動でした。
お世話になった、ハエルディーン君、そのお姉さん、お兄さん、工房のメーハさん、ルアージュに乗せてくれた女性、そのルアージュの乗客、運転手さん、バスの切符切りのおじさん、乗客のおじさんたち、バス停にいた女子学生、そしておば様。
ほかにも小さなことでたくさんお世話になったひとはいるけれど、みんなとても心あたたかく、受け入れ態勢が広い。
もし自分がわからなくても、通りがかりの人に「この子困ってるの、私わからないんだけどあなたわかる?」って尋ねたにもかかわらず、その人がまた別の人に聞いてくれたり、それを見て「どうしたの?なにかあったの?」と立ち止まって周りと相談してくれたり。なんせ人との関わり方が違うのを感じる。

これが日本でならどうなるんだろう。
ルアージュはないけれど電車や、バスの中で見知らぬ外人が困っていたら、一団となってその一人の人を助けるんだろうか、私ならどうするんだろうか。とあとから思えば思うほど、人に対する優しさ、手を差し伸べるとはどういうことなんだろうと、考えてしまった経験でした。

まだ少しの間お世話になることがあるだろうけど
今度は私がその恩を返せるときが来るまでしっかりみなさんに感謝を忘れずいようと思います。





by daryasmine | 2020-02-02 22:49 | Staffのひとりごと


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