紫・・・・
といえば、チュニジアに長い私にとって ●●アリ大統領の大好きすぎる色。
(彼は7も好き、なんでも7にしちゃう。イスラム教の人はアッラーだけ、縁起をかつがない、というような固定観念はとったほうがいい)
田舎にいけば自民党万歳ではなく「●●アリ万歳」で、橋とか、やったらめったに紫色。
それはおいといて、地中海世界の古代では紫色の抽出は困難で、貴重な色とされてたようですね。紫が王や最上位を表すようになったのは、ローマ帝国皇帝が、ティルス紫(レバノン)で染めた礼服を使ったことに始まるそうです。
以来、ほとんどの国で、王位や最上位を表す色に紫を使うようになり、ローマ皇帝はその着衣に紫をまとったといいます。中世でも現代でも神父はやったらと紫系きていますし、高貴な色とされているねしょうね
ケルクアンで町をつくったフェニキア人が一生懸命やったことは、紫貝から染料をつくることでした。
その交易でケルクアンは儲かった(ちょっと儲かった?、町として存続した)といわれています。
染料職人の町、ケルクアンにはほとんど各家庭に風呂がありました。
写真はケルクアンの古代風呂に入ってみたスタッフのミリアムちゃん
フェニキア人、そして古代ローマ人かなり尊敬している私は、雑貨でも紫がかったものをつくろうと、常々考えています。
(いつもフェニキア人いかにすばらしかったかと、ハンニバルの話ばかりしていたので自己催眠にもかかっているかもしれない)
もちろんタニトグッズにあわせて。
話はちょっとそれますが ギリシア人プラウトゥスが著書「幽霊屋敷」の中で
「きれいな人は、紫の着物を羽織るより、裸のほうがいっそう美しい」
といっています。ま、元がわるけりゃ、めかしこんでも無駄だという古代ギリシア人の言葉ですが、
だからギリシアの彫刻って美しい神々ですっぽんぽんばかりなんでしょうね。
キリスト教のせいでスッポンポンではいけないという羞恥心が人間についちゃったというから、キリスト教が生まれなければ今も地中海の人々は裸?寒くなければ。
いずれにせよ、地中海沿岸のひとびと・・・彼らは世界的な平均値をとってもとても美しいと思う。わたくしの15年来の親友マルコス(ギリシア人)は
大学院時代寮を裸であるいていて、よくクレームがきていた。彼曰く
「人間は本来美しいんだ、なぜ裸がよくないんだ、裸でいるべきなんだ」
彼はオオデブでそれほど美しくなかった・・・・