もうチュニスは日中30度をこえ、夏がこわい、夏の前に退避せねばと1週間おもっています。
作物が心配。昨日チュニスの北部の工場見学につれていかれましたが、小麦が育っていない、雨が足りないそうです。
あー心配。心配。ひとりで心配しててもこの温暖化がとめられない。
ラマダン1週間すぎまして、数日食べないようにがんばったけど、結局いつもとおなじで、断食できない
日々です。4歳になったたまちゃんの保育園にいく途中にファッターラカフェがあり、
ファッターラとは断食せず飲食吸う人々のことをいうのですが、今朝はたまちゃんと入ってみました。
わたしを完全にバカにしているたまちゃんは
「ADAM TSUKARETA, DAKKEEEEE きゅうけい」といって座り込むので、家を5歩でてから抱っこ。
通例、ファッターラな人々が必要とするのはタバコを吸えるところ。カフェは濛々と煙がたちこめ、
目がシバシバ・・・・カフェにはいるなり。「はぁあ?外人おばさんと幼児?来るところじゃねえよ」みたいな
視線を感じるのですが、うれしそうに座れそうなところに座り、たまちゃんにケーキとジュースを渡す。
私はディレクト(カフェオレ)を頼むと、ぜんぜんでてこないので、
「すんません、また来ますんで、保育園いきまーす」と出ました。
さて、この保育園に行く道中の街路樹はほとんどがなんとビターオレンジの木と夾竹桃。
すんばらしい季節です。朝と夕方、温度がかわるとき、ほのかに花が香り、とても幸せな気分になります。
この小さな花、こちらの人はザハラといいます、
を蒸留したり精油を抽出しようとおもった昔の賢人の方々、すばらしい。
オレンジの実自体は苦すぎてほんとに食べられたものじゃないけど、、、(ジャムにする人はいるとか?)
小さな可憐な花。
花の収穫の季節になりますと、チュニジアの国営放送が「ザハラ、今年は1kg 26 TND!」
とナブール、ボン岬の農家や市場をとりあげます。
また、インスタなどにもヴィデオなどのせますので、また暇なときにいつかみていただければ幸いです。
そして、基本的に自然農業です。し・ぜ・ん農業なのに、有機認証をとらねばならない意味がまったくわかりませんが、
世の中認証社会。有機といえば人は安心する。
サイトに書きましたように
チュニジアでよくみられる使い方は、熱中症のときに頭にふっかける、お腹こわしたときに飲む(激しくまずい)、
チュニジア伝統菓子にいれる、アラビックコーヒーにいれる、、などです。